クレジットカード現金化は返済を怠ると取り返しがつかなくなる?

月末まで現金が足りなくなったときに役に立つのがクレジットカードの現金化です。

クレジットカードの現金化は、ショッピング枠を現金に換える仕組みなので、カードローンのような審査がありません。

そのため、クレジットカードのショッピング枠があれば、誰でも気軽に利用することができます。

しかし、ショッピング枠を利用した分の金額は、クレジットカード会社から請求がきます。

請求に対して返済するお金がなければ、利用残高の滞納となり取返しのつかないことになる可能性もあります。

当記事では、クレジットカード現金化を利用した後の返済方法について説明していきます。

返済遅れ

クレジットカード現金化の返済方法

クレジットカード現金化は、クレジットカードのショッピング枠で購入した商品を売却することで現金に換える仕組みです。

そのため、クレジットカード現金化で利用した金額は、クレジットカード会社の請求にしっかりと載ってきます。

ですが、クレジットカードの場合は、利用残高の返済方法を選択することで、返済期間を調整することができます。

クレジットカード現金化に利用した金額の返済方法を予め決めておけば、余裕を持って返済をすることができます。

請求がきてから慌てないためにも、自分の資金計画に合った方法で返済をしていきましょう。

一括返済をする

クレジットカード現金化の利用金額を最もリスクを抑えて返済できるのが、一括返済です。

クレジットカードでギフト券を購入する場合や、現金化業者を利用する場合には一括払い以外選択できないこともあります。

クレジットカード会社からの請求がくるまでに現金が用意できるのであれば、手数料が一切かからずに返済することができます。

ボーナス一括払いで返済する

一括払いの次におすすめの返済方法がボーナス一括払いです。

ボーナス払いとは、一定期間内で利用したクレジットカードの残高を夏または冬のボーナス時期に一括で返済する方法です。

クレジットカード会社によって時期は異なりますが、夏のボーナス一括払いであれば、12月から6月までの期間にボーナス一括払いで利用した金額が、8月まとめて一括請求されます。

ボーナス払いは、一括払いであれば手数料がかからない場合が多くなっています。
そのため、現金化をする月によっては、実質半年間は、利息無しで返済までの猶予期間がもらえるのです。

クレジットカード現金化で利用した金額が、半年以内に用意できるのであれば、ボーナス一括払いにすることで、利息の負担を減らすことができます。

ただし、現金化の方法によっては、ボーナス一括払いが指定できない場合があるので利用前には確認をしましょう。

分割払いで返済する

クレジットカード現金化で利用した金額の返済が半年以上かかる場合は、分割払いがおすすめです。

分割払いに似ているものにリボ払いがありますが、分割払いの場合は、支払い回数がすくないほど金利が少なくなるのが特長です。

たとえば、楽天カードの場合は分割払いにすると手数料は下記のようになります。

支払回数:年利
2回:無料
3回:12.25%
5回:13.50%
6回:13.75%
10回:14.50%
12回:14.75%
15回:15.00%
18回:15.00%
20回:15.00%
24回:15.00%
30回:15.00%
36回:15.00%

クレジットカード現金化で利用した金額を返済するために必要な回数が分かっているなら、ギリギリの返済回数を指定することで、少しでも金利を下げることができます。

また、分割回数を計算することで、自分の中に完済するまでの計画が落とし込むことができます。

そのため、返済までの流れが明確になることで精神的にも楽になれるので、気持ちに余裕ができるというメリットもあります。

リボ払いで返済する

リボ払いとは、クレジットカードの利用残高を毎月一定の金額で返済していく支払い方法です。

そのため、現金化で利用した金額を毎月一定額で返済できるため、返済の負担を減らすことができます。

ただし、リボ払いは元本返済時に手数料を取られるので注意が必要です。

たとえば、クレジットカードで10万円分のショッピングを利用して、手数料が実質15%のリボ払いで毎月5,000円ずつ返済をした場合

毎月5,000円+手数料を返済していくことになります。

JCBの公式サイトにあるショッピングリボ払いのシミュレーションで計算したところ

5,000円×20回で、返済金額の合計が112,960円(内手数料 12,960円)という結果がでました。

このようにリボ払いを長期間続けると、手数料を多く支払うことになってしまいます。

そのため、リボ払いを利用する場合は、毎月の返済額を抑えている間に、返済金額を準備しておき、なるべく早く返済するようにしましょう。

クレジットカード現金化の返済時に気を付けること

クレジットカードの現金化を利用して、現金を手に入れたときには、支払いに間に合ってホッとしているかもしれません。

しかし、その後に来る返済のことを考えていないと、もっと大きな問題で頭を抱えなくてはいけなくなるかもしれません。

そのような事態にならないためにも、返済時に気を付けてなければいけない点を確認していきましょう。

返済は現金化の手数料のほかにクレジットカード会社の利息がかかる

クレジットカードの現金化は、換金してから返済するまでに多くの手数料や利息を取られてしまうので注意が必要です。

クレジットカードの現金化は、現金化業者の利用や、ギフト券を購入して金券ショップで売却する方法などがありますが、いずれにしても現金化する際には手数料をとられます。

たとえば、換金率80%の現金化業者を利用して10万円分の現金化を行った場合、8万円の現金が指定口座に振り込まれます。

しかし、クレジットカード会社からの請求は10万円です。

つまり、クレジットカードの現金化を行った時点で2万円の利息を払ってお金を借りていることになるのです。

さらに、利用残高の返済を分割払いやリボ払いで行った場合、元本の10万円に対して利息を取られてしまいます。

クレジットカードの現金化は、返済までに長期化すると、手元に残るお金がほんのわずかになってしまうのです。

そのため、クレジットカードの現金化を利用した場合、手数料や利息を含めた現金を用意しておかなければ、完済をすることができないのです。

期間を過ぎると返済方法を変更できなくなる

クレジットカード会社によって、毎月の締め日と支払い日が決められています。

そのため、クレジットカードの現金化を利用した日が何月分の請求になり、いつ引き落とされるかを知っておかないと、支払い請求が来た時に現金が用意できず、遅延や滞納の原因になってしまうため注意が必要です。

また、クレジットカードによっては、締め日までにクレジットカード会社に連絡することで返済方法を変更することができます。

たとえば、一括で返済しようと思っていたけど、思わぬ出費で現金が用意できなかった場合、分割払いやリボ払いに変更することで、返済額を減らすことができます。

変更方法は、WEBの会員サイトで変更することができますが、電話でも可能です。

電話番号がわからない場合は、クレジットカードの裏に記載されているサポートデスクに電話して確認することができます。

返済方法の変更は、クレジットカード会社の締め日を過ぎてしまうとできなくなることもあるので、現金化に利用するクレジットカードの締め日と支払い日を把握するようにしましょう。

返済額を滞納するとどうなるのか?

クレジットカードの現金化で利用した金額が支払えず滞納してしまった場合、早ければ翌日には、クレジットカード会社から催促の電話がきます。

ですが、電話が来た時点ですぐに返済ができれば、何も問題は起こりません。

支払日翌日から延滞金が発生しますが、数日程度であれば、大きな金額になりにくいでしょう。

しかし、返済を数か月遅れてしまった場合は、遅延金の金額が大きくなるだけでなく、信用情報に傷がつき、自己破産ができなくなるなど、取返しのつかない状態になることがあります。

信用情報に傷がつく

クレジットカードの利用残高を2か月以上滞納すると、信用情報に傷がつき、ブラックリストに載ってしまいます。

信用情報とは、個人の借入や返済状況が登録された情報のことで、個人信用情報機関で管理されています。

クレジットカードの利用残高を滞納した場合、この信用情報に借りたお金を滞納しているということが金融事故情報として登録されてしまい、いわゆるブラックリストに載った状態になります。

クレジットカードの新規発行や、ローンの申請時には、審査を通過しなければいけませんが、金融機関は審査を行う際には、申込者の信用情報を確認します。
そこで、申込者の信用情報に金融事故情報が登録されていると、返済能力が無いと判断されてしまい、審査に落ちてしまうのです。

ブラックリストに一度載ってしまうと、5年~10年はクレジットカードの新規発行やローンを組むことができないと言われています。

クレジットカードの現金化で利用した借金は自己破産ができない場合もある

多重債務者が借金を免責してもらい、新しい生活のスタート切るための仕組みが自己破産です。

自己破産は、裁判所に借金を無くしてもらうための免責を申立て、承認されると借金を無くすことができます。

しかし、クレジットカードの現金化で作った利用残高は、自己破産で免責されない場合があるのです。

自己破産に関わる「破産法」という法律の中には、借金の免責を受けることができない「免責不許可事由」という制限があります。

裁判所に申し立てた際、借金を作ってしまった内容が「免責不許可事由」になると免責を受けられなくなってしまうのです。

免責不許可事由には、ギャンブルなどで作った借金や、嗜好品を購入して作った借金などが含まれますが、その中にクレジットカード現金化も含まれるのです。

破産法の第252条の2項にはこのような記載があります。

二  破産手続の開始を遅延させる目的で、著しく不利益な条件で債務を負担し、又は信用取引により商品を買い入れてこれを著しく不利益な条件で処分したこと。

信用取引とは、クレジットカードやローンなど、現金がなくても、その人の信用で取引を行うことを言います。

まさに、クレジットカードでギフト券などを購入して、金券ショップで売却して処分することは、免責不許可事由に該当してしまうのです。

自己破産ができないと困るから、現金化をしたことがバレないように裁判でウソを逃れようと思ってもいいことはありません。

なぜなら、クレジットカード会社は、調べようと思えば現金化した事実手に入れることは簡単だからです。ウソをついたことがバレたら余計に免責を受けにくくなります。

それなら、素直に生活に困ってしまってやむおえなく現金化をしたことを伝えた方が免責を受けられる可能性が高くなるのです。

支払いが難しくなったら弁護士に相談する

クレジットカード現金化の利用を検討している人は、キャッシング枠をすでに利用されている方も多いと思います。

目の前の借金の返済に追われてしまうと、クレジットカードの請求や、利息のことまで頭が回らず気付いたら債務が大きくなり返済が困難になる場合があります。

これからクレジットカードの現金化を検討している人や、すでにクレジットカード現金化で利用している人の中で、返済目途が立っていない場合は、返済方法を弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に依頼することで、クレジットカード会社と利用者の間に入ってくれるので、督促の手紙や電話を止めることができます。

また、その人に合った借金の整理方法を提案やクレジットカード会社へ掛け合ってくれることで、返済の負担を少なくできる可能性があります。

まとめ

クレジットカードの現金化は、現金化が必要になったときに審査不要で現金を借りられるため便利です。

しかし、利用した金額は結局後で返済しなければいけません

目の前の返済ばかりに集中してしまい、後からくる請求のことを考えていないと、返済ができずに滞納することでブラックリストに載ってしまい、クレジットカードの発行やローンが組めなくなくなってしまうおそれもあります。

クレジットカードの現金化を利用するときは、現金が不足して焦っていることが多いかもしれませんが、一度気持ちを落ち着かせて、返済できるのかを自分に問いかけてみてください。