クレジットカードの現金化にはどのようなデメリットがあるのか?

「クレジットカードのキャッシングを限度額まで使ってしまった」「カードローンの残高も残っていない」といった状況の人でも、現金を手に入れることができるのが、クレジットカードの現金化です。

クレジットカードの現金化であれば、クレジットカードのショッピング枠を現金に換えることができるため、これ以上お金を借りることができないという人でも利用することができます。

しかし、クレジットカードの現金化は、現金を手に入れるための最終手段として利用されることも多いため、リスクが高いのも事実です。

そのため、クレジットカードの現金化は、デメリットをきちんと把握してから利用することでリスクを最小に抑えることができます。

当記事では、クレジットカードを現金化する際のデメリットについて解説していきます。

デメリット

手数料が高い

クレジットカードの現金化は、手数料が高いため、返済の負担が大きくなるのがデメリットになります。

クレジットカードの現金化は、個人で行う場合と現金化業者を利用する場合の2種類があります。

個人で現金化をする場合は、換金性の高いギフトカードや、ブランド品などをクレジットカードで購入し、金券ショップや、質屋に売却して現金を手に入れることができます。

この場合の換金率は、商品にもよりますが、ギフトカードなどでは80~90%、ブランド品だと60~80%程です。

一方で、現金化業者を利用する場合は、優良な業者で換金率が80%ほどだと言われています。

たとえば、換金率が80%の現金化業者を利用して、10万円の現金化を行った場合、クレジットカードのショッピング枠が125,000円分必要になります。

つまり、クレジットカードの現金化で利用した金額は、後日クレジットカード会社から請求がくるため、100,000円を借りて、2か月後には、125,000円を返済しなければいけないと考えると、金利20%でお金を借りているのと同じ意味になるのです。

消費者金融の金利は、18%ほどになっているため、クレジットカードの現金化をすることは、高金利で借入を行っている状態に近いため、きちんと返済計画を立てないと、返済が困難になってしまうことを覚えておきましょう。

クレジットカードの現金化は2重に手数料を取られる

クレジットカードの現金化で行った利用残高を分割返済した場合は、クレジットカード会社からも手数料を取られることになります。

現金化を行った際の利用残高は、クレジットカード会社に一括返済すれば、手数料がかかりませんが、返済時の分割回数が多い場合や、リボ払いにすると、返済の度に手数料が発生するからです。

そのため、現金化をした際の利用残高は、返済期間が延びてしまうと、現金化をする際に手数料が発生し、返済時にも手数料が発生してしまうため、2重で手数料が引かれるので、換金率が下がってしまうのです。

手数料を下げるためのコツ

クレジットカードの現金化の際に利用した残高を一括で払えないけれど、なるべく手数料を抑えたい場合は、ボーナス一括払いを利用することで、手数料をかけずに返済期間を延ばすことができます。

ボーナス一括払いとは、一定期間内にボーナス払いで決済した利用残高を、夏や冬のボーナス月に一括で引き落とす支払い方法です。

クレジットカード会社によって、定めている期間が異なりますが、現金化を行う時期によっては、6カ月ほど支払いを遅らせることができます。

ボーナス一括払いは、手数料を無料にしているクレジットカード会社が多いため、上手く利用することで、分割払いやリボ払いに比べて手数料を抑えることができます。

ただし、ボーナス一括払いの期間は、クレジットカード会社によって異なるため、利用するクレジットカードの発行元に確認してみましょう。

クレジットカードが利用停止になる

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の利用規約で禁止されているため、現金化を行ったことがバレると、利用停止になるおそれがあります。

なぜなら、クレジットカードの現金化は、多重債務者や収入がない人など、どこからもお金を借りることができない人が行うことが多いため、すぐに返済が困難になってしまう可能性が高いからです。

つまり、クレジットカード会社は、クレジットカードの現金化を規制しないと、貸し倒れのリスクが高い人が利用してしまうため、損失が大きくなってしまうのです。

そのため、クレジットカード会社の多くは、クレジットカード現金化の撲滅に力を入れているため、現金化を行ったことがバレた場合は、利用停止などの厳しいペナルティを貸せているのです。

現金化がバレると同じ会社のクレジットカードが2度と作れなくなる

クレジットカードの現金化をしたことが、クレジットカード会社にバレると、最悪の場合強制退会になります。

三菱UFJ銀行子会社のクレジットカード会社である、株式会社東京クレジットサービスの会員規約の中には、下記の記載があります。

第22条(会員資格の取消)1.当社は、会員が次のいずれかに該当した場合、その他当社において会員として不適格と認めた場合は、通知・催告等をせずに会員資格を取消すことができるものとします。

④換金を目的とした商品購入の疑い等、会員のカードの利用状況が不適当または不審があると当社が判断した場合

この他にも、多くのクレジットカード会社では、現金化が発覚した場合、強制退会になる旨が記載されています。

強制退会になれば、クレジットカード会社との契約が解約されるため、利用残高の分割返済が認められません。

そのため、すでに利用している利用残高は、退会後に一括返済をせまられるおそれがあります。

また、強制退会になったことは、クレジットカード会社内で管理されている、社内ブラックリストに載ると言われています。

社内ブラックリストとは、クレジットカードの不正利用を行った人や、会員規約に違反した人を管理するリストになります。

クレジットカード会社は、申込があった場合、申込者が社内ブラックに載っていないか確認をします。

仮に社内ブラックに載っていれば審査に通過することができません。

さらに、社内ブラックはクレジットカード会社内のデータに永久に保管されると言われているため、一度社内ブラックに載ってしまった場合、同じ会社のクレジットカードを作ることが非常に難しくなってしまうのです。

そのため、社内ブラックに載ってしまうと、同じクレジットカード会社のクレジットカードを発行することが2度とできなると思っていた方がよいでしょう。

クレジットカード会社に現金化を疑われないコツ

クレジットカードの現金化は、普段の利用状況が良ければ、クレジットカード会社に現金化を疑われることがなくなります。

クレジットカード会社は、会員の利用履歴を常に監視して、不正利用が無いかを監視しています。

そのため、クレジットカードの現金化を行う人は、お金に困っている状況と判断されると警戒されます。

つまり、キャッシング利用枠を限度額まで利用している場合や、毎月の返済額を滞納している場合には、お金がなくて返済が困難になっている状態だと判断されます。

その状態で、いきなり高額な決済や、換金性の高い商品を購入すると、現金化することを疑われてしまうのです。

そのため、クレジットカードの現金化をする場合には、キャッシング枠に余裕を持たせておくことや、クレジットカードの利用実績を日頃から作ることで現金化を疑われにくくなります。

悪質な現金化業者の被害に遭う

現金化業者の中には、利用者からお金を騙し取る悪質な業者もいます。

なぜなら、現金化業者は、消費者金融や信販会社のように登録制度がないため、法的な取り締まりがないので、無法地帯になっているからです。

そのため、現金化業者の利用は、全て自己責任になるため、利用者が悪質な現金化業者の被害に遭ったとしても、泣き寝入りをするしかないのです。

また、現金化をするときには、すぐに現金を用意しなければという焦りから、現金化業者の説明をよく聞かないで利用してしまうことがあります。

さらに、現金化業者を利用することで、現金が手に入る安堵感から、現金化業者の説明が耳に入ってこないため、デメリットが把握できていない場合があります。

そのため、換金率が低い場合や、後で高額な商品代金を請求されるというトラブルが発生する可能性もあるので注意しましょう。

悪質な現金化業者の利用による被害

悪質な現金化業者を利用することで下記のような被害にあう可能性があります。

換金率が異常に低い

悪質な現金化業者は、クレジットカードの決済前後で提示する換金率を下げてきます。

たとえば、サイトでは、換金率90%保証とうたっておきながら、実際に換金しようとすると色々な名目の手数料を引かれてしまい、実際の換金率が60%程度になってしまったという場合があります。

もちろん、換金率に納得がいなかった場合は、現金化業者に決済を中止してもらい、取引をキャンセルする権利があります。

しかし、悪質な現金化業者の場合は、キャンセルをすると、キャンセル料が発生すると言われたり、脅されたりして、換金するしかなくなってしまう場合があります。

そのため、必要な現金を手に入れられないばかりが、換金率が下がったことで、クレジットカード会社から多額の請求が来てしまい、返済が困難になってしまうおそれがあるのです。

また、現金化業者の換金率は、法律によって定められているわけではないため、裁量で決まってしまうことがあります。

ですから、換金率が極端に低かったからと言っても、取り締まるための法定な拘束力はないのです。

入金されない

悪質な現金化業者を利用した場合、クレジットカード決済後に逃げられてしまい、1円も入金されないケースもあります。

現金化業者は、インターネット上で営業している店舗が多いため、取引時の連絡がメールか電話で行われることがほとんどで、実際に顔を合わせることがありません。

そのため、悪質な現金化業者は、利用者からクレジットカードの決済を行ったあとに逃げてしまえば、追跡されることができないのです。

現金化業者に個人情報を悪用される可能性がある

現金化業者の利用時には、クレジットカードが申込者のものであるかを確認するために、本人確認書類やクレジットカード情報の提出が必須になります。

しかし、悪質な現金化業者を利用した場合、この個人情報が悪用されるおそれがあるのです。

個人情報は、販売してお金にすることもできるため、提出した個人情報がどこかに売られてしまい、悪用される可能性もあります。

現金化業者が本人確認書類やクレジットカード情報を確認する目的は、現金化に利用されるクレジットカードが所有者のものであるかを把握することです。

優良な現金化業者では、本人確認やクレジットカードの画像を提出する際には、一部分を隠すことを指示されます。

ですから、クレジットカードのセキュリティコードや暗証番号を提出することは絶対にありません。

そのため、個人情報を悪用されないためには、現金化業者に書類の全てを提出しないようにしましょう。

現金化業者を利用する場合は複数社に分けてリスクを分散させる

現金化業者を利用する場合には、複数社に分けて現金化を行うことで、リスクを減らすことができます。

たとえば、30万円を現金化する場合には、10万円×3社という感じで現金化をおこないます。

現金化を分散化させることで、3社中1社の換金率が異常に低い場合や、入金されなかった場合でも、1社でまとめて現金化するよりリスクを減らすことができます。

ただし、現金化業者によっては、現金化する金額が多いと換金率が上がる場合もあります。

その場合は、まず最小に少額で試してみて、換金率や対応を確認してから高額の現金化を依頼するようにしましょう。

まとめ

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の利用規約で禁止にされていますが、法的拘束力がないため、クレジットカードの現金化を行ったからと言って違法になるわけではありません。

しかし、クレジットカードの現金化をするときには、デメリットも多くあるため、しっかりと情報を集め、現金を手に入れるチャンスを確実にするための準備が必要になります。

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社と利用者の間でのやり取りになるため、現金化がバレたとしても、現金化業者や金券ショップには、責任がないため、何のペナルティもありません。

そのため、全責任は利用者にあるため、被害に遭っても誰も助けてくれないため、慎重な判断をしてから行動するようにしましょう。