デビットカード利用の注意点

決済した瞬間にユーザーの銀行口座からお金が引き落とされる仕組みであるデビットカード。
欧州では古くから広く利用されているデビットカードですが、日本では2000年から本格サービスを開始したばかりで、イマイチクレジットカードと混同している方も存在しているようです。
キャッシュレス社会である欧州と違い、現金を持ち歩くこと自体に危険性が低くいことや、クレジットカードの利用方法自体も欧州との日本では違いがあるため、普及速度が遅いことがいまだに理解している人達が多い原因と言えます。
デビットカード

デビットカードとは

デビットカードとは、カード発行元と提携している国際ブランドである、VISAやMasterなどの加盟店で利用することができ、決済代金は銀行口座から即座に引落しとなるカードの事です。
クレジットカードとは違い、ご自身の口座から即座に引き落とされるため、銀行口座にお金がない場合には利用することが出来ません。
ご存知の方にとっては当たり前の説明をされているように思いますが、特に高齢者の方はデビットカードの機能を理解出来ていない方も多く、通常のクレジットカードと同じように1回払い・分割払い・リボ払いなど支払方法を選ぶことが出来ると勘違いしている方も少なくはないようです。
口座から即引落の為、支払い方法は当然、即時一括支払いのみであり、利用の範囲は口座にある残高の範囲内となっています。
銀行口座から引き落としをされることから発行元はカード会社ではなく銀行から発送され、信用支払いではないため、カードを作る際の審査がないことも特徴です。

クレジットカードとの違い

クレジットカードとの違いはここまでの説明と重複しますが以下のようになっています

クレジットカード デビットカード
支払い 後払い 即日引落し
発行元 クレジットカード会社・銀行等 銀行
支払い方法 選択可能(1回・分割・リボ・ボーナス払い) 1回支払い
限度額 利用者により違いあり 口座残高が上限
申込年齢 18歳以上 15歳以上(中学生は除く)
審査 審査あり 審査なし

また、利用した際にもらえるポイントの率もクレジットカードとデビットカードでは違いがあり、デビットカードのポイントはクレジットカードと比べると低い率であることが殆どです。

デビットカードのメリット

デビットカードは「クレジットカード支払いと比べる」・「現金支払いと比べると」と言う2つの見方からメリットが説明できます。
■クレジットカードと比べてみると
・審査がなく、クレジットカード審査に落ちてしまう、自己破産や債務整理の経歴がある方でも利用することができる
・限度額が口座の残高となることから、口座残高を調整すれば使い過ぎる心配がない
・お金の管理がしやすい(クレジットカードの場合、リボ払いや分割にすると、お金の管理が分かりにくくなる)
■現金支払いと比べると
・ポイントがつく事や、キャッシュバックなどの特典がつく(現金支払いの場合は何も付きません)
・家計簿がつけやすい(無料アプリとデビットカードを連携すれば、利用履歴が家計簿となります)
・デビットカードを持っていれば、多くの店で利用することができるので、現金を引き下ろすためにATMに並ぶ必要がなくなります。また、手数料も発生しません。
・通常のクレジットカードと同じように、購入した商品が壊れても補償してくれる「ショッピング保険」がついているため、現金購入より安全にお買い物が楽しめます。また、カードの紛失・盗難による不正利用を補償してくれる「不正利用補償」も付帯しているカードもあります。
・銀行のキャッシュカードの利用は日本国内となっていますが、デビットカードは海外ATMに対応していることから、キャッシュカードの代わりとして海外で現地通貨として引き出すことが可能です。

デビットカードのデメリット

デビットカードのデメリットとしては「クレジットカードと比べると」と言うこととなり、そのデメリットは以下となります
・ポイントやキャッシュバック還元率がクレカに比べて低い
・高速道路やガソリンスタンドなどでは使用できない
・口座にお金がない場合には利用できない
となります。
多くの人がクレジットカードを一般的なローンのように、リボ支払いでの返済で利用している方が多いため、このように分割やリボでの支払いがメインの方にとってはデビットカードは魅力がないカードと言えます。

現金化には利用できるが意味がない

最近では新たに銀行口座を作ると同時にデビットカードの申し込みができ、簡単に作ることが出来ます。
その際にデビットカードの特徴をあまり理解せずに作り、クレジットカードと同じように使用できると勘違いしている方はクレジットカード現金化でも使用できるかもと言う、実際には意味がない事を考えている人もいるようです。
もちろん買取方式での現金化の場合には口座残高があればデビットカードを利用することは可能ですが、お金がないことで現金化を行う事から考えると口座にもお金が入っていない状況だと思われます
また、利用できたとしても、クレジットカード現金化業者に手数料を引かれてしまい、ただ所持金がマイナスになるだけの行為となり、意味がないことを行なうこととなります。

デビットカードは非常に便利なカードで現金支払いを行うよりもメリットは沢山あるカードと言えます。
しかし、ある意味デビットカードを利用する人は貯金にゆとりがある人達のカードであり、日々の支払いで追われている人達にとっては縁遠いカードと言えます。